わざと車に接触「スマホ壊れた」 菊川署など、賠償金詐欺容疑で男逮捕

走行中の軽乗用車に故意に接触して交通事故を起こし、スマートフォンが壊れたなどと偽って賠償金をだまし取ったとして菊川署と浜松中央署、静岡県警交通指導課は25日、詐欺の疑いで袋井市川井、自称派遣社員の男(52)を逮捕した。県警によると「間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は昨年10月、菊川市内のスーパーの駐車場で、徐行しながら後進していた同市の無職女性(77)の軽乗用車にわざと歩いてぶつかり、あらかじめ用意していた破損したスマートフォンを示して賠償金名目で現金約18万円をだまし取った疑い。 菊川署は当時、物損事故として扱ったという。捜査関係者によると、女性が加入する保険会社が事故の発生状況を不審に思い、警察に相談して発覚した。 県警は25日朝、男の立ち会いの下で自宅を家宅捜索し、犯行に使われた証拠品のスマートフォンなどを押収した。 県警は県内で他にも類似する事案を把握していて、男が関与した可能性も視野に慎重に調べている。

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