以前勤めた会社で、架空の発注をして会社に損害を与えたとして、熊本県立高校の講師の男が再逮捕されました。 背任の疑いで再逮捕されたのは、熊本県天草市亀場町に住む県立天草工業高校の講師、大迫将(おおさこ しょう)容疑者(41)です。 大迫容疑者は、2021年の5月から10月の間に、当時勤めていた電気設備関係会社(本社・福岡市)の熊本市内にある営業所で、会社名義で16回にわたり、合わせて257個の工具を架空発注し、会社に約485万円を支払わせて損害を与えた疑いが持たれています。 警察によりますと大迫容疑者は、社内で経理に不審な点が見つかった後に退職し、去年(2024年)6月から天草工業高校で講師として勤務していました。 警察の調べに対し、大迫容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 大迫容疑者は、この会社から同じ手口で約540万円の損害を与えたとして、今年(2025年)1月27日にも背任の疑いで逮捕され、熊本地方検察庁が1月14日付で背任罪で熊本地裁に起訴しています。