犬のブリーダーを装い、犬の譲渡に必要な交通費名目で鹿児島市に住む60代の会社員の女性から現金4万円をだまし取ったとして、住所不定、無職の男（24）が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定、本籍・北九州市の無職の男（24）です。 鹿児島南警察署によりますと、男は犬のブリーダーを装って去年8月下旬から9月上旬までの間、鹿児島市に住む60代の会社員の女性に対し、「犬を自宅まで届けるための交通費が必要」などとうそを言い、現金4万円をだまし取った疑いが持たれています。 2人に面識はなく、SNSの動画投稿アプリを通じて、男が女性にフレンチブルドッグ1匹を無償で譲渡するために必要な交通費を振り込むよう指示。女性が4万円を男の関係口座に振り込んだあと、男と連絡がとれなくなったということです。 警察の調べに対し、男は「犬を連れていくための交通費としてお金をだまし取ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。警察が余罪などを調べています。