消火器でドアガラスを割り、店舗のレジから現金を盗んだとして、警視庁捜査3課は26日、窃盗と建造物侵入の疑いで、いずれも職業不詳の片貝孝聖容疑者(30)=千葉県船橋市海神町南=と佐賀陵介容疑者(30)=同市旭町=を逮捕した。片貝容疑者は「やっていません」と容疑を否認、佐賀容疑者は「盗みに入った店の近くで見張りをしていた」と供述している。 逮捕容疑は昨年10月20日午前3時半ごろ、東京都葛飾区のビル2階にある美容室に、近くに設置してあった消火器でドアガラスを壊して侵入し、レジから現金約8万円を盗んだとしている。 捜査3課によると、2人は同じ建設会社に勤めており、犯行直前まで一緒に酒を飲んでいたという。防犯カメラの捜査で特定に至った。片貝容疑者が実行役、佐賀容疑者が見張り役とみられ、同課は2人がほかにも同様の犯行に関与した可能性があるとみて調べる。