滋賀県立大学の施設の工事の監督などを担当していた職員の男が、工事の入札に関する情報を部外者に漏らしたとして逮捕されました。 26日、地方独立行政法人法違反の疑いで逮捕されたのは、滋賀県立大学の事務局財務課施設管理係の副主幹、大西史泰容疑者(43)です。 大西容疑者は、2023年11~12月ごろまでの間と、2024年2~3月ごろまでの間の2回、それぞれ大学に関係のない部外者に対し、大学施設の工事の入札にかかる資料を渡した疑いが持たれています。 警察によりますと、大西容疑者は2022年度に県から大学に派遣されていて、大学が発注する工事の設計や監督業務を担当していたということです。 警察は大西容疑者の認否を明らかにしていません。 警察は、大西容疑者が情報の見返りに金銭などを受け取っていた収賄の疑いも視野に捜査を進めています。