三重・津市教育委員会課長の男(52)が、自宅で覚醒剤を所持したとして逮捕されました。子どもの薬物乱用防止などを呼びかける指導的立場だったということです。 覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは、津市教育委員会・教育研究支援課の課長・伊東和彦容疑者(52)です。 警察によりますと、伊東容疑者は26日午前8時すぎ、津市の自宅で若干量の覚醒剤を所持した疑いがもたれています。 調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。 関係者からの情報提供があり、警察が家宅捜索をしたところ覚醒剤が見つかったということで、自宅からはほかにも大量の覚醒剤のようなものや注射器が見つかったということです。 津市教育委員会によりますと、伊東容疑者が担当していた業務の中には、子どもの薬物乱用防止の指導も含まれていたということです。 職員の逮捕を受けて、森昌彦教育長は「普段から子どもと接する教育者としてあるまじき行為で、子どもたちや保護者のみなさまをはじめ、市民のみなさまの信頼を損なうものであると大変重く受け止めております」などとコメントしています。