酔って車を盗んで海突入、さらに別の車で睡眠…小学校の男性教諭(24)が懲戒免職「早く家に帰りたかった」きっかけは同僚とはぐれたからか 道教委に一部始終を説明

9月、北海道教育委員会は、自動車を盗んだとして逮捕された、北海道興部町の小学校に勤める24歳の男性教諭を20日付で懲戒免職処分としました。 道教委の聴き取りに対し、男性教諭は、逮捕に至るまでの経緯について、一部始終を説明していました。 ■《同僚と飲酒後…鍵付きの車を盗み運転》 道教委によりますと、男性教諭(24)は、9月22日午後6時頃から翌23日午前2時頃にかけて、紋別市内の居酒屋やスナックで、同僚と飲酒しました。 その後、付近のアパートの駐車場に止まっていた他人の自動車を盗み、酒気帯び状態で車を発進させたということです。 ■《楽しい飲み会のはずが…同僚とはぐれ、紋別市に取り残される》 22日、男性教諭(24)は、興部町の小学校の同僚3人と、隣り町の紋別市へ行き、居酒屋やスナックなど5軒の飲食店をはしごし、約8時間にわたって酒を飲みました。 5軒目を出て、興部町へ帰る際、男性教諭は一緒にいた3人とはぐれたといいます。 9月下旬ですが、興部町は港町。男性教諭は寒さをしのごうと考え、驚きの行動に出ました。 付近のアパートの駐車場に止まっていた自動車を見て回ったところ、鍵がついたままの自動車を発見、そのまま車内に乗り込みました。 ■《「早く帰りたかった」酔ったまま他人の車を運転》 男性教諭は、その後、酒気帯び状態で車を運転します。「次の日は祝日だったが、学校行事のための仕事がしたいので、早く自宅(興部町)に帰りたかった」とその時の心境を説明します。 しかし、運転を続けるうちに「酔いが覚めてきて、大変なことをしてしまったかも知れないと気づいた」男性教諭は、酒気帯びの状態にもかかわらず、Uターンして元の場所に自動車を返しに行きました。 ■《道に迷い車を返却できず、海に突入も脱出》 ところが、酒に酔っていたこともあってか、途中で道に迷ってしまい、そのまま、近くの海水浴場へと進入し、誤って、車ごと海に入ってしまいます。 男性教諭(24)は「フロントガラスにも水が見えたので脱出した」とその時のことを事細かに説明しました。

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