不正に入手したクレジットカード情報でモバイルスイカに電子マネーを入金し、たばこを購入したとして、警視庁はいずれも中国籍で大学生の曹智宣(25)=東京都葛飾区=と、張靖宇(30)=同品川区=両容疑者を電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕し、27日に発表した。認否は明らかにしていない。 警視庁は、2人が関与する犯罪グループが東京都新宿区のコンビニエンスストアで昨年2~12月、不正に入金したモバイルスイカで計約4500万円分の買い物をしたとみている。 犯罪収益対策課によると、2人の逮捕容疑はそれぞれ何者かと共謀して昨年8月4日~9月30日、他人のクレカ情報を使って計約16万円分の電子マネーをモバイルスイカに入金し、計33回にわたってモバイルスイカなどで紙巻きたばこ計約320箱(約16万円相当)を購入したというもの。