女性を盗撮して画像を拡散すると脅し、さらにわいせつな画像を送るよう要求したとして、警視庁捜査1課は27日、性的姿態撮影処罰法違反と強要未遂の疑いで、住所不定、無職、鈴木啓太被告（26）＝威力業務妨害罪などで起訴＝を再逮捕した。逮捕は4度目。「私はやっていません」と否認している。 再逮捕容疑は昨年7月、勤務先だった東京都台東区内の簡易宿泊施設のシャワー室で、10代女性を盗撮。女性にインスラグラムで盗撮した裸の画像を送信し、「いうこと聞かなければ写真は拡散しちゃうよ」などと脅迫し、わいせつな画像を撮影して送信するように要求したとしている。 捜査1課によると、鈴木容疑者は宿泊施設の女性の部屋に侵入して連絡先を入手。インスタグラムで女性のアカウントを特定し、ダイレクトメッセージ（DM）を送ったという。女性はその後、警察に相談していた。 鈴木容疑者は先月、人気ロックバンド「サカナクション」の事務所などに「ライブを中止にしないと人が大量に死ぬ」とメールしたとして威力業務妨害容疑で逮捕され、同罪で起訴された。押収したスマートフォンなどから盗撮画像が見つかり、今回とは別の女性1人に対する性的姿態撮影処罰法違反などの罪でも起訴されている。