マージャン店で賭博をさせたとして、警視庁暴力団対策課は27日までに、賭博開帳図利容疑などで、東京・上野のマージャン店「Jewel」の責任者米沢拓磨容疑者(31)=文京区湯島=ら5人と、客11人を現行犯逮捕した。 いずれも容疑を認めているという。 同課によると、約1年3カ月で計約4億5000万円を売り上げたとみられ、情報提供を受け内偵捜査を進めていた。同課は一部が暴力団に流れた可能性も視野に詳しく調べる。 米沢容疑者らは1ゲームにかかる時間を短縮できる「東風戦」を客にさせ、卓ごとに1回当たり2500~3000円の場所代を徴収。レートなどのルールは店側が設定し、1ゲーム終了時の点数や順位などに応じ、1枚250~1000円のチップを客同士でやりとりさせていた。1時間で十数万円勝つ客もいたとみられる。 逮捕容疑は26日、台東区上野のビルの一室で客に賭博をさせ、場所代を徴収するなどした疑い。同課は同日、同店を家宅捜索し、マージャン卓や売上金とみられる現金約600万円などを押収した。