自宅で出産した赤ちゃんを放置し死亡させた疑いで岡山市の31歳の母親が2月26日に逮捕された事件で、逮捕された母親や同居する親族が「妊娠に気付かなかった」などと話していることが分かりました。 保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された岡山市南区箕島の無職、熊代菖容疑者は27日、岡山地方検察庁に身柄が送られました。 警察によりますと、熊代容疑者は2024年12月30日、自宅のトイレの便器内に体重3100グラムを超える男の子を出産し、適切な医療措置を受けさせることなくそのまま放置して溺死させた疑いです。出産当時、家には熊代容疑者と親族がいて、親族が男の子をトイレで見つけて119番通報しましたが、男の子は搬送先の病院で死亡が確認されました。 警察の取り調べに対し、熊代容疑者は「自宅で出産したことは間違いないが、妊娠に気付いていなかった」と容疑を否認しています。また、同居していた親族も熊代容疑者の妊娠に気付かなかったと話しているということです。