東京・新宿のカラオケ店で、「コートとマフラーが汚れた」とウソをつきクリーニング代をだまし取ろうとしたとして、無職の男が逮捕されました。 黒いロングコートを着て、カラオケ店に入店する男。 おととい、詐欺未遂などの疑いで逮捕された無職の笠原仁容疑者(63)です。 警視庁によりますと、笠原容疑者は去年12月、新宿・歌舞伎町のカラオケ店で、コートやマフラーを自ら汚した上で、女性店員に「ソファに座ったらコートとマフラーが汚れた」とウソの申告をし、クリーニング代として現金およそ9000円をだまし取ろうとした疑いがもたれています。 笠原容疑者はクリーニングに出したことを装うため、偽造した領収書を見せていたということです。 笠原容疑者は、この犯行の3か月前にも系列の他の店舗で同様の行為を行っていて、警戒していた店員が同じ男だと気付き通報しました。 取り調べに対し、笠原容疑者は「詐欺をして日銭を稼いでいた」と容疑を認めているということです。