不正薬物の密輸から密売まで行う組織のリーダー格とみられる暴力団幹部の男が2月27日、大麻密売の容疑で逮捕されました。 麻薬特例法違反の疑いで逮捕されたのは、千葉市中央区に住む、稲川会系暴力団の傘下組織の幹部 大岩正延容疑者（55）です。 千葉県警によりますと、大岩容疑者は2024年4月から5月にかけて、千葉市内などで少なくとも4人に対し、業として、乾燥大麻約280グラム、140万円相当を密売した疑いが持たれています。 大岩容疑者は、タイなど海外から薬物を密輸した上で、国内で密売する組織のリーダー格とみられ、大麻取締法違反容疑で2024年10月、警視庁に逮捕されていました。 県警は2024年4月以降、薬物乱用者や密売人など約50人を摘発していて、突き上げ捜査で大岩容疑者の逮捕に至りました。 調べに対し、大岩容疑者は「大麻の密売には何も関わっていません」と容疑を否認しているということです。