東京都練馬区の住宅で昨年11月、住人男性が男2人組に殴られて現金が奪われた事件で、警視庁は、台湾籍の男2人を強盗致傷容疑などで逮捕し、28日発表した。いずれも容疑を否認しているという。 捜査1課によると、逮捕されたのはいずれも住居、職業不詳のリン・ユーホン（31）、リン・チュンクー（43）の両容疑者。逮捕容疑は昨年11月30日午前2時40分～50分、練馬区の住宅に押し入り、寝ていた男性（69）の首を絞めるなどした上、2階にあった現金1850万円を奪ったというもの。同課は、この2人を実行役とみている。 2人は犯行後、レンタカーで逃走し、翌日に同じ便で台湾に出国していた。2月27日に台湾から同じ便で成田空港に入国したところを捜査員が確保した。被害者は事件前に特殊詐欺の被害にあっており、同課はこの詐欺と強盗の関連を調べる。（長妻昭明）