ハイブランドのジャケットに身を包み自撮りをする男。 自称16歳のホスト・金井靖宗容疑者(35)は、いわゆる「頂き女子」の手口でだまし取った金と知りながら、常連客の女から約150万円を受け取った組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されました。 東京・新宿区歌舞伎町のホストクラブで伊吹玲乃の源氏名で働いていた金井容疑者。 事件発覚のきっかけは、店の常連客である20代の女が逮捕・起訴されたことでした。 この女は、相手の恋愛感情につけ込み当時30代の男性から合計2000万円ほどの金をだまし取ったとみられています。 金井容疑者の逮捕容疑は、2024年6月、女のツケ払い金を回収するため、だまし取った金と知りながら約150万円を女の自宅で受け取り、店に運んだというもの。 捜査関係者によりますと、金井容疑者は事件前、店を訪れた女に「売り掛けでいいから150万円のシャンパンを入れてよ」と要求していたといいます。 これに対し女は、“頂き女子活”の相手である被害男性を「客」と呼び、「客がパンクするかもだから頼めない」などと断ります。 しかしその後、女はLINEで「客(被害男性)がパンクしなければ150(万円)入るよ」などとメッセージを送り、金井容疑者とやりとりをしていました。 また金井容疑者は女の知人に対し、「俺は頂き女子りりちゃん事件のホストと違い証拠を残していないから逮捕されない」と話していたといいます。 しかし、調べに対し女が「だまし取ったお金だと金井に言ってました」などと供述したことなどから、警視庁は金井容疑者を逮捕。 警視庁の調べに、金井容疑者は「弁護士が来たら話します」と供述しているということです。