ミャンマーで拘束された、特殊詐欺に関与した疑いのある日本人の男。 札幌を離れた後、知人に対し「タイで詐欺をしている」などと連絡していたことが、関係者への取材で新たにわかりました。 成田颯 記者 「特種詐欺に関与した疑いで、ミャンマーで拘束された男は、去年12月まで札幌の飲食店まで働いていました」 日本人の36歳の男は、特殊詐欺に関与した疑いがあるとして、ミャンマーの少数民族武装勢力『国境警備隊』に拘束されています。 『国境警備隊』の幹部によりますと、男は、タイからミャンマーに不法に入国し、詐欺の“かけ子”などをしていました。 関係者によりますと、この男については、北海道警が窃盗の容疑で逮捕状を取っていて、以前働いていた札幌市中央区の飲食店から、売上金数万円を盗んだ疑いがもたれているということです。 成田颯 記者 「元同僚によりますと、店には男の接客態度へのクレームが後を絶たず、店の売上金を盗む行為は複数回に及んでいたといいます」 男は札幌にいた時、周囲にこう話していました。 【日本人の男(36)「知人から『タイで詐欺をしないか』と誘われている」】 その後、今年1月ごろには「いま、タイで詐欺をしているからお前も来いよ」などと詐欺に関与し、知人を誘うような電話もかけていたといいます。 札幌で金銭トラブルを起こし、ミャンマーの詐欺拠点で拘束された男。今後はタイに移送され、日本に送還される方針だということです。