ハナ信用組合の横浜支店の元次長が貸金庫から現金を盗んだ疑いで逮捕されました。被害はあわせて10億円以上にのぼるとみられています。 「ハナ信用組合横浜支店」の元次長で朝鮮籍の李勝炫容疑者(49)は、2021年9月からおととし3月までの間、支店の客が貸金庫に保管していた現金およそ6億1900万円を盗んだ疑いがもたれています。 警察によりますと、李容疑者は貸金庫のスペアキーを勝手に作り、100回以上にわたり現金を持ち出していたとみられていて、店の防犯カメラには李容疑者が営業時間外や休日に貸金庫に入る姿が写っていました。 李容疑者は調べに対し容疑を認めたうえで、「金はギャンブルに使った」という趣旨の供述をしているということです。 警察は李容疑者が横浜支店に赴任した2016年から同様の手口で犯行を繰り返し、あわせて10億円以上を盗んだとみて調べを進めています。