山形市内で2月発生した死亡ひき逃げ事件で、警察は4日午後、現場のコンビニエンスストアの駐車場で事件当時の状況を再現して実況見分を行いました。 この事件は、2月18日午前、山形市久保田3丁目のコンビニエンスストアの駐車場で、近くに住む88歳の男性がバックしてきたピックアップトラックにはねられ死亡し、車はそのまま立ち去ったものです。 捜査の結果、警察は車を運転していた山形市の飲食店従業員・関口隆容疑者(55)を逮捕しています。 捜査関係者によりますと、関口容疑者は逮捕後の調べに「人にぶつかった認識はない」などと供述し、容疑を否認していて、警察が追及しています。 こうした中、警察はきょう午後、現場の駐車場で関口容疑者の車と同じ車種の車と人形を使って事件当時の状況を再現し、実況見分を行いました。 被害者が車にはねられ、乗り上げられた際の車との接触位置などを確認しました。関口容疑者については今後、検察が警察の捜査結果などを元に起訴するかどうか判断します。