鳥羽市課長を逮捕 他人名義で文書偽造、関係者に送付疑い 三重県警鳥羽署

【鳥羽】他人の名前で虚偽の文書を作成したなどとして、三重県警鳥羽署は4日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、鳥羽市安楽島町、市環境課長上村渡容疑者(59)を逮捕した。 逮捕容疑は昨年9月8日午前、県内在住の40代男性の名前で虚偽の文書を作成し、男性の関係者に文書をFAXで送った疑い。「覚えていない」と容疑を否認している。 同署によると、上村容疑者は市内のコンビニでFAXを送ったという。同月に男性から相談があり、被害が発覚。同署は関係者への聞き取りなどから特定した。動機などを調べている。 市によると、上村容疑者は平成元年採用で、令和2年4月に環境課長に就任。勤務態度に問題はなかったという。市は、上村容疑者が作成したとされる文書と市の関係について「把握していない」と説明している。 中村欣一郎市長は「市政を預かる責任者として誠に遺憾。被害に遭われた方や市民、関係機関の皆さまに多大な迷惑をかけ、深くおわびする。捜査機関に全面的に協力する」とコメントした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加