近所への迷惑行為を繰り返していた男。議会でも議論が起きています。 大阪府議会で3月5日、「ある人物」が議題にあがりました。それは…茨木市の無職・大堀睦明容疑者(63)。道路に自転車を放置し、車の交通を妨げた疑いで2月に逮捕されました。 犯行当時の映像で、自転車を押しながら車に近づく大堀容疑者。すると…自転車を倒して行く手を阻みます。車の近くで杖のようなものを振り回す様子も。迷惑行為はこれだけではありません。 (大堀容疑者)「出てこいや!文句があったら出てこいや!〇〇、おいお前〇〇、恥ずかしいと思わんか〇〇、バカモノ!ハゲ!ふん!」 日中の住宅街で個人名を挙げ暴言を吐いたり、朝6時に軍歌を流したり。さらに… (大堀容疑者)「降りてこい言うたら降りてこんかい。次から徐行せえよ、次から徐行せえよ!」 宅配業者にも、突っかかっていきます。耐えかねた住民が本人を問いただすと… (大堀容疑者)「クソババア!はよ死ねよ。ひとりごとや」 (近所の住民)「いま殴ろうとしましたね?」 (大堀容疑者)「殴ってませ~ん。気色悪い。終わってるなこの人」 こうした行為が8年間も続いているといいます。迷惑行為を取り締まる条例がありながら、なぜ適用されないのか。議員が大阪府警のトップに質問しました。 (自民党 占部走馬府議)「私の地元で長年にわたり、住宅街で騒音を出したり、迷惑行為を繰り返し住民に大きな不安を与える者がいると」 「この状況で、大阪府の迷惑防止条例に違反しないとなると、この条例はどのような場合に条例違反と府警本部は判断して摘発に動くのでしょうか?」 (大阪府警 岩下剛本部長)「個々の事案ごとに具体的、事実関係に即して厳格に判断をしております」 (占部走馬府議)野放しになっていて、この条例でこれが抑えられないのであれば、意味がないのではないかと思いますが、現状問題ないという認識でよろしいですか?」 (大阪府警 岩下剛本部長)「この条例については、不断に検討を加えるべきものと考えていまして、様々な角度から検討を加えてまいります」 条例改正などに向け議論は進むのか?今後の行方に注目です。