稲川会二次団体「田中一家」幹部の男を逮捕 還付金詐欺「出し子」の指示役か 警視庁は本部事務所を家宅捜索

他人名義のクレジットカードを使い、現金を盗んだとして、指定暴力団・稲川会の傘下組織の幹部の男が逮捕されました。男は「出し子」の指示役で、警視庁は暴力団事務所を家宅捜索し、実態を調べています。 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、指定暴力団・稲川会の二次団体「田中一家」の幹部、金崎拓巳容疑者(49)です。 金崎容疑者はおととし10月、仲間と共謀し、埼玉県内のコンビニなどのATMで他人名義のキャッシュカードを使い、現金およそ90万円を盗んだ疑いなどがもたれています。 警視庁によりますと、金崎容疑者は還付金詐欺で得た金を引き出す「出し子」の指示役で、金崎容疑者が関与したとみられる還付金詐欺の被害金の引き出しは、おととし9月から10月までの間で4件、およそ700万円にのぼるということです。 警視庁はこうした金が金崎容疑者を通じて「田中一家」などに流れていた可能性があるとして、きのう、群馬県太田市にある本部事務所を家宅捜索するなど実態を調べています。

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