20代男性の家や勤務先などに何十回も訪れてみだりにうろついたとして、ストーカー規制法違反の罪に問われている62歳の看護師の女の初公判が開かれました。女は起訴内容を一部否認しています。 起訴状などによりますと佐賀市に住む62歳の看護師の女はおととし12月から約1年の間、好意を寄せていた20代の男性の住居や勤務先、駐車していた乗用車の周りを33回にわたってうろついたとして、ストーカー規制法違反の罪に問われています。 女は去年12月、男性の車の周りをうろついたほか、車の上に塩を盛るなどしたとして、警察から逮捕されていました。 被告の女は「周りに行ったことは間違いないが目的が違い、みだりにうろついたりはしていない」と起訴内容を一部否認したほか、弁護人も、「一連の行動は付きまといには当たらない」と主張しています。 検察の冒頭陳述によりますと、被告の女は被害者からの相談を受けて警察が去年9月に口頭での警告した後も、探偵に被害者の行動調査の依頼するなどしていたということです。