身柄を拘束して自白を引き出す「人質司法」の違法性を訴える 袴田ひで子さん

再審無罪が確定した袴田巌さんの姉ひで子さんがいわゆる人質司法の違法性を訴えました。 「袴田事件後司法はどう変わるべきか」をテーマにした集会が東京で開かれ、えん罪被害者や国会議員らおよそ240が出席しました。 身柄を拘束して自白を引き出す「人質司法」は、罪を認めなければ拘束が長期にわたるため、日本の刑事司法の問題点と言われています。 袴田巌さんは逮捕後否認を続けていましたが、長時間の取り調べの末うその自白をしました。 姉のひで子さんは。 袴田ひで子さん: 「巌は人質にされて白状いたしました。無実の人間を罪人にするなんてとんでもございません。私は巌だけ助かればいいと思っておりません。人質司法で痛めつけられて白状して犯人にさせられた方、皆様をお助けしなければならないと思っております」 さらに国会議員およそ20人も登壇し、取り調べに関する法制度改正の必要性を訴えました。

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