東京・渋谷区のデジタル地域通貨「ハチペイ」で不正に入手した電話番号で本人確認手続きを代行し、アカウントを不正に取得したとして、警視庁はベトナム国籍の留学生の男を逮捕しました。 逮捕されたのは、東京・荒川区のベトナム国籍の留学生、グエン・ザー・ティ容疑者(20)です。 グエン容疑者は仲間と共謀し、去年6月からおよそ半年の間に不正に入手した他人の電話番号などを別の中国籍グループに提供して、「ハチペイ」のアカウント12件を不正に取得させた疑いがもたれています。 グエン容疑者が関わったアカウントの不正取得はおよそ500件で、報酬として月に15万円から20万円を得ていたということです。 中国籍グループは、作成した「ハチペイ」のアカウントに他人名義のクレジットカードで不正に入金して商品を購入し、転売していたとみられています。 警視庁は「ハチペイ」が他の地域通貨と比べてポイント還元率が高いために狙われたとみて、調べを進めています。