5日、札幌市北区の国道の交差点で、横断歩道を渡っていた女性を乗用車ではねてけがをさせ、そのままその場を立ち去った疑いなどで、車を運転していた団体職員の男(45)が逮捕されました。 道路交通法違反(ひき逃げ・事故不申告)と過失運転傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区北24条東3丁目に住む団体職員、児玉知聡容疑者(45)です。 児玉容疑者は、5日午後6時半前、札幌市北区北33条西4丁目の国道5号線と樽川通が交わる交差点で、乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた女性(42)をはねてけがをさせ、そのままその場を立ち去った疑いなどが持たれています。 乗用車は、当時、国道5号線を東から西に向かって走行していましたが、女性も同方向に歩いていたということで、車が交差点を左折した際に女性をまきこんだとみられています。 女性は体を強く打ち、肋骨や骨盤を折る重傷です。 事故を目撃した人から「女性が車にひかれた」と通報があり、警察官が駆けつけると、すでに車は走り去っていました。 しかし、その後、児玉容疑者の勤務先の上司から「部下が事故を起こしたかも。何かにぶつかったよう」と警察に通報があり、調べたところ、児玉容疑者の容疑が浮上、6日朝、逮捕に至りました。 警察によりますと、児玉容疑者は介護関連の団体職員で、当時、社用車で要介護者3人を乗せて送迎中だったということです。 警察の調べに対し、児玉容疑者は「ぶつかったのが人だと思わなかったので、その場から立ち去った」と話し、容疑を否認しています。 警察が当時の状況を詳しく調べています。