コンクリート詰めにした遺体を大阪府八尾市の集合住宅に遺棄したとして、無職の飯森憲幸容疑者(41)が逮捕された事件で、大阪府警は6日、死体遺棄容疑で、新たに飯森容疑者の交際相手で、無職の柴田朱里(じゅり)容疑者(36)=大阪市平野区=を逮捕した。否認しているという。 府警によると、飯森容疑者は遺体について「姉の娘」と説明。「十数年前にしつけでたたいたら、翌朝冷たくなっていた」と話しており、詳しい経緯を調べている。 府警によると、遺体は今年2月、集合住宅から衣装ケースにコンクリート詰めにされた状態で発見された。集合住宅には過去に飯森容疑者の80代の父親が居住。父親は現在は施設に入所している。 飯森容疑者は昨年11月に、父親の元の自宅(八尾市太子堂)から、集合住宅に遺体を移動させたとみられ、今年3月1日に死体遺棄容疑で逮捕された。 柴田容疑者の逮捕容疑は飯森容疑者と共謀し、昨年11月ごろ、大阪府八尾市跡部本町の集合住宅の一室で遺体を放置し、遺棄したとしている。