銀行員などを装って高齢女性からキャッシュカードを盗み、現金30万円を引き出したとして無職の20歳の男が逮捕されました。男は「闇バイトに応募した」と供述しています。 栗橋翔塁容疑者は1月、仲間と共謀し、銀行員などを装って神奈川県の80代の女性からキャッシュカード1枚を盗み、現金30万円を引き出した疑いが持たれています。 警視庁によりますと、女性のもとに家電量販店の店員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードが不正に使われている。怪しいと思って警察に来ている」と電話がありました。 続けて、警察官を装った男に「カードを止めないといけない」と言われたため、口座番号と暗証番号を教えたということです。 その後、女性宅を銀行員を装った栗橋容疑者が訪れました。 女性が目を離した隙にキャッシュカード1枚を偽物とすり替え、現金30万円を引き出したということです。 取り調べに対して「金がなかった。SNSで闇バイトに応募した」などと容疑を認めていて、報酬として受け取った金は生活費に充てていたとみられています。 警視庁は指示役などがいるとみて調べています。