元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(23)がジャマイカ代表になることを正式に申請したと、英紙「デーリー・スター」など各メディアが報じた。イングランド協会(FA)のマーク・ブリンガム最高経営責任者(CEO)が認めたという。 グリーンウッドはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド所属の2021年に恋人への性的暴行などで逮捕。23年に告訴は取り下げられた。しかし、騒動の影響は大きく、引き続きマンUでプレーすることはかなわなかった。そこで昨季はスペイン1部ヘタフェでプレーし、今季はフランス1部マルセイユに加入。またイングランド代表にも不選出が続いていた。 そんな中、同紙によると、グリーンウッドはイングランド代表としてプレーすることをあきらめ、ジャマイカ代表になることを選択したという。国際サッカー連盟(FIFA)の規定では1回だけ代表チームの変更が可能で再びイングランド代表になることはできないが、新たなチームでW杯出場を目指す方針だ。 新加入したマルセイユではエースナンバー10を背負い、リーグ24試合で15ゴールをマークしているように実力に疑いはない。代表変更の申請が認められれば、6月のW杯予選でジャマイカ代表デビューを果たす見込みだ。