新潟県上越署などは家財保険と自動車保険の保険金をだまし取った疑いで男らを検挙したと発表しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、上越市寺町に住む保険募集人の男・A（39）と、長岡市緑町に住む会社員の男・B（39）です。 男らは共謀の上、2022年10月に発生したBのテレビの損害に乗じ、Aの提案によりBが新たに家財保険を契約。損害発生日が保険契約前であるにもかかわらず、これが翌年6月に発生したものとして、Aを通じて保険会社に保険金を請求し、同社担当者に正当な請求であると誤信させ、同年7月に家財保険金約35万円を振込させ、保険金をだまし取った疑いがもたれています。 さらにAの仲介により自動車保険を契約していた第三者の自動車の故障に乗じ、2022年11月にAが同車両を自走させてBの勤務する自動車販売店に搬送したにもかかわらず、保険会社に対し、同車両をその自動車販売店へレッカー搬送した旨の嘘の申告を行うなどして、車両搬送費用保険金を請求。また車両搬送先の担当者であるBが同車の代車費用保険金を請求し、保険会社の担当者にこれらの請求が正当なものであると誤信させて、車両搬送費用保険金15万円と、代車費用保険金4万1250円をそれぞれ口座振込させ、保険金をだまし取った疑いがもたれています。 事件は被害にあった保険会社の社員から、県警交通指導課に保険金詐欺の可能性があるとの相談があったことで発覚しました。 警察は2人の認否について、コメントを控えるとしています。 警察は余罪などについて詳しく調べています。