水道工事の業者から賄賂を受け取ったなどとして、逮捕・起訴された三重県津市の職員2人が懲戒免職されました。 7日付けで免職の懲戒処分を受けたのは、津市水道工務課に勤務していた中村一男被告(56)と、松岡泰成被告(51)です。 市によりますと、2人は2022年7月ごろから去年4月ごろまでの間に、工事業者に便宜を図る見返りに洗濯機など126点、約20万円相当の物品を受け取った収賄の罪で起訴されました。 また、職員が行った工事を業者が担当したように偽装し、市から委託料をだまし取った詐欺罪でも起訴されています。 市の聞き取りに対し、2人は、「弁明の余地もない」などと、いずれの容疑も認めているということです。 市は、2人を管理監督する立場にあった上司などについても処分を検討するとしています。