京都市伏見区桃山町で70代の夫妻が切りつけられた事件で、京都府警捜査1課と伏見署は8日、殺人未遂の疑いで指名手配していた住所職業いずれも不詳の男(50)を逮捕したと発表した。 京都府警によると、8日午前5時ごろ、大阪府門真市の路上で大阪府警の警察官が身柄を確保し、逮捕した。防犯カメラの映像などから本人と特定したという。 容疑者は夫妻の長男という。調べに対して認否を保留し、「父と母と話し合いたい」などと供述しているという。府警は容疑者と夫妻の間に何らかのトラブルがあったとみて調べる方針。 逮捕容疑は、4日午後3時45分ごろ、桃山町の路上で、門真市に住む父親(79)と母親(73)を包丁のような刃物で切りつけ、顔や手にけがを負わせた疑い。 府警は7日、事件の20分後に防犯カメラに映った男の画像を公開していた。府警には市民から男と似た人物を目撃したとの情報などが寄せられていた。