強盗未遂事件で指名手配されていた容疑者の逃走を手助けしたとして、警視庁捜査1課は9日、犯人蔵匿の疑いで、大阪市住吉区遠里小野、職業不詳、市川拓馬容疑者(34)を逮捕した。「間違いありません」などと容疑を認めている。 逮捕容疑は、昨年11月に品川区西五反田にあるマンション内の店舗で発生した強盗未遂事件で、全国に指名手配されていた指定暴力団住吉会系組員の高橋義久被告(27)=強盗未遂罪などで起訴=が事件の容疑者と知りながら、今年2月4~6日、自宅に滞在させるなどして、高橋被告をかくまったとしている。 高橋被告は同月6日、市川容疑者宅から出たところで身柄を確保された。 捜査1課によると、高橋被告と市川容疑者は知人関係。防犯カメラや逃走の際のレンタカーの捜査で特定に至ったという。