警察官になりすましてキャッシュカードをだまし取った疑いで、高松市の17歳の少年2人がきょう（10日）詐欺の容疑で再逮捕されました。 警察によりますと、少年らは氏名不詳者らと共謀し、今年1月30日に高松南警察署や香川県警察本部の警察官になりすまして香川県内の80代の女性に電話をかけ、「南署で捕まえた犯人があなた名義のキャッシュカードを持っていた」「キャッシュカードが偽造された可能性があり、家にあるものが本物かどうか確かめる」「南署の刑事がキャッシュカードを取りに行く」などの嘘を言い、高松南警察署の警察官になりすましてキャッシュカード2枚をだまし取った疑いがもたれています。 調べに対し、少年2人は容疑を認めているということです。 少年らは、先月（2月）18日に香川県高松市内の金融機関に設置されたATMで、他人名義のキャッシュカードを使って現金50万円を引き出し盗んだ疑いで逮捕されています。 香川県警は、被害防止・犯罪防止のため、下記のように呼びかけています。 ・「警察官がキャッシュカードを取りに行く」は、詐欺です。少しでも怪しいと感じた場合は、警察や周囲の人に相談してください。 ・SNSやインターネット掲示板などで、「高額バイト」「即日即金」「ホワイト案件」「荷物運び」などの「楽で、簡単、高収入」を強調して募集し、シグナルやテレグラムなどの匿名性の高いアプリに誘導するものは、いわゆる「闇バイト」です。 ・「闇バイト」は犯罪です。絶対に手を出してはいけません。怪しいかもと迷った場合は、一人で判断せず、警察や周囲の人に相談してください。