生後1カ月の長女を死なせた父親 過失致死罪で略式起訴 大阪区検

生後1カ月の長女に暴行を加えて死亡させたとして、大阪府警に殺人容疑で逮捕された父親で無職の宮田慎司容疑者(42)=堺市中区=について、大阪区検は過失致死罪に切り替えて7日付で略式起訴した。「捜査の結果、証拠の内容を評価した」としている。大阪簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。 起訴状によると、被告は2024年10月13日、大阪市住吉区の当時の自宅で抱いていた長女を床に置こうとした際、体のバランスを崩して頭を床に打ち付けさせ、外傷性くも膜下出血などによる低酸素脳症で翌日に死亡させたとしている。区検は長女を慎重に床に置くべき注意義務を怠ったと判断した。 被告は2月末まで鑑定留置が続いていた。逮捕時に「あんな小さな子に暴力を振るって死なせることはしません。殺意もありません」と容疑を否認していた。【林みづき】

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