若い女性が刺された東京・高田馬場の現場付近では11日午前、「助けて」という被害者の悲鳴が響き、騒然とした雰囲気に包まれた。 近くの建設会社の男性役員(53)によると、仕事中に外から「ぎゃー、助けて」という悲鳴や叫び声が聞こえた。現場に駆け付けると、容疑者とみられる男が落ち着いた様子で女性の近くに立っていた。10分ほど現場にとどまり、女性の足元を見ていたが、その後、警察官に連行されたという。 会社経営の男性(77)はヘリコプターの音がしたため、自宅の外に出た。「普段は人通りが多くなく、事件が起きるような場所ではない」と驚いた様子で語った。