動画配信見て場所特定か 金銭トラブルも 東京・高田馬場の女性刺殺、逮捕の42歳男供述

東京都新宿区高田馬場で11日午前、動画配信中とみられる女性が男に刺され、死亡した事件で、警視庁は女性が多摩市豊ケ丘の職業不詳、佐藤愛里さん(22)と確認されたと発表した。警視庁は殺人未遂の疑いで、その場にいた栃木県小山市の職業不詳、高野健一容疑者(42)を現行犯逮捕、容疑を殺人に切り替えて調べている。 捜査1課によると、2人は令和3年ごろに動画配信を通じて知り合い、金銭の貸し借りを巡りトラブルになっていたとみられ、高野容疑者は「貸した金額を返してもらえなかった」などと供述。警視庁が詳しい動機などを調べている。 佐藤さんは、動画配信アプリ「ふわっち」を使用していたとみられる。高野容疑者は、佐藤さんの動画配信の予告を見て上京し、リアルタイム配信を見て場所を特定したと話しているという。 佐藤さんは1人で歩いている際に突然襲われたとみられ、首や胸、顔などを刺された。現場には血がついた刃渡り13センチのサバイバルナイフが落ちていたほか、高野容疑者のリュックサックからナイフ1本が確認された。

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