「金をやるから見逃して」韓国・仮想通貨詐欺で1300人を騙した「逃亡5年」男の末路

【09月06日 KOREA WAVE】ソウルで凶悪犯罪の予防パトロール中だった警察官が、偶然巨額の仮想通貨詐欺で指名手配中の男を検挙した。ソウル警察庁がこのほど明らかにした。 それによると、機動巡察隊が8月20日午前11時半ごろ、冠岳区新林(クァナクグ・シンリム)駅付近で約5年間逃亡していた60代の男を逮捕した。 男は、タバコの吸い殻を投げ捨てた後、警察官を見て慌てて逃げ、タクシーに乗り込もうとしたところで取り押さえられた。男は「一度だけ見逃してくれ」と繰り返し、「金をやるから見逃して」と持ち掛けたという。 身元を確認した結果、男には詐欺や暴行などの容疑で逮捕状が出ていたことが判明。逮捕容疑は、2018〜2019年にかけて仮想通貨のマルチ商法詐欺を働き、約1300人から177億ウォン(約19億円)をだまし取ったとされる。 機動巡察隊は、無差別犯行や突発的な凶悪犯罪を防ぐため、刃物所持の疑いがある人物や不審者への職務質問などパトロール活動を強化している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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