秋田県内で詐欺被害が相次ぎ、横手市の50代の男性は警察官を名乗る男から「口座を犯人グループに渡した疑いで調査が必要」と言われ現金約480万円を、由利本荘市の60代の男性はロマンス詐欺の被害に遭い電子マネー118万円余りをだまし取られました。 11日午前9時ごろ、横手市に住む50代の男性の携帯電話に警視庁のナカムラを名乗る者から「振り込め詐欺事件の被疑者が逮捕され、管轄の奈良県警に転送する」と連絡がありました。 その後、今度は奈良県警のコンドウを名乗る者からビデオ通話で顔写真が付いた警察手帳を見せられ、「口座を犯人グループに譲渡しましたね。出頭して逮捕されるか、調査するかを選ぶ必要がある」と言われました。 男性は調査を選択したところ、調査資金名目で金を要求され、2回にわたり現金計480万円を指定口座に振り込みだまし取られました。 一方、由利本荘市の60代の男性は、2024年10月31日にフェイスブックを閲覧中に「本田翼」と表示されたアカウントを見つけ、実際の俳優と思いアクセスしたところ相手からメッセージが届きました。 その後LINEで交流を続けるうちに好意を抱くようになり、相手から「ギフトカードを買ってほしい」と電子マネーを購入するよう指示されました。 男性は要求されるままに由利本荘市内のコンビニエンスストアやインターネットで28回、電子マネー計118万4000円分を購入しだまし取られました。