2023年に宮城県白石市が発注した配水施設の公共工事をめぐる談合事件で逮捕された、市の職員と地元業者の男が起訴されました。 市の職員は、業者の男に工事の「予定価格」と入札に参加する「指名業者」を伝えていたということです。 官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは、宮城県の白石市上下水道事業所の係長平間大地被告（36）と白石市の草刈工務店の社長、草刈俊彦）被告（64）です。 起訴状などによりますと、2023年9月に白石市が発注した配水施設の防水工事の指名競争入札をめぐり、平間被告が、市の水道事業所で工事の「予定価格」と入札に参加する「指名業者」が書かれた付せんを草刈被告に渡し、公正な入札を妨害したなどとされています。 工事の入札には、草刈工務店を含め5社が参加しましたが、草刈工務店が予定価格を約59万円下回る、343万4500円で工事を落札しました。 これまでの取材で、平間被告は、指名業者の選定案の作成に関与していたことが分かっています。