宮城県白石市が発注した工事をめぐる官製談合事件で、逮捕・送検された市の職員が12日起訴された。 検察は市の職員が付箋に予定価格などを記載して業者に渡していたとみている。 官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは、白石市役所・上下水道事業所の係長平間大地被告(36)。 起訴状などによると、平間被告はおととし9月、白石市が発注した配水施設の改修工事の入札で、工事業者に予定価格などを漏らしたとされている。 検察は機密事項である予定価格や他の指名業者について、平間被告が付箋に記載して、業者側に渡したとみている。 また、仙台地検は工事を請け負った草刈工務店の代表、草刈俊彦被告(64)についても12日付で起訴している。