無許可の運送業者らに自社の名義を貸し、事業用ナンバーを不正に取得したなどとして、大阪府警は12日までに、貨物自動車運送事業法違反などの疑いで、運送会社役員や名義借りした運転手ら計13人を逮捕、書類送検した。府警によると、運送業者のトラックは大阪・関西万博工事に出入りしていたという。 逮捕されたのは、大阪府岸和田市、運送会社代表村上勇次容疑者(56)ら計5人。容疑者らの会社名義を借りていた無許可の運送業者ら30代~70代の男性計8人が書類送検された。逮捕された運送業者の一人は、「公共工事に入るために、事業用ナンバーが必要だった」と供述している。