逮捕の男が被害女性に対し貸した金の返済求め2023年に民事裁判…女性に約250万円の支払いを命じる判決 金銭トラブルで一方的な恨みを募らせたか 高田馬場女性刺殺

東京・新宿区の路上で動画配信中の女性がナイフで刺され死亡した事件で、逮捕された男が2023年女性に対し、貸した金の返済を求めて民事裁判を起こし、女性に支払いを命じる判決が言い渡されていたことが新たに分かりました。 この事件は、11日午後に新宿区高田馬場の路上で、動画配信をしていた佐藤愛里さん(22)がサバイバルナイフで刺され死亡し、高野健一容疑者(42)が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたものです。 その後の取材で、高野容疑者が2023年に佐藤さんを相手どり貸したおよそ250万円の返済を求めて民事裁判を起こし、宇都宮地裁栃木支部が佐藤さんに対しておよそ250万円の支払いを命じる判決を言い渡していたことが新たに分かりました。 訴状によりますと、高野容疑者は2021年に動画配信サイトで佐藤さんを知り、その後、連絡をとりあうようになったということです。 2022年になって、佐藤さんから生活費が足りないなどの理由で金銭の借用を頼まれ、9月から11月にかけ合計およそ250万円を佐藤さん名義の口座に送金していたということです。 調べに対し、高野容疑者は「200万円を超える額を貸しているけど返してもらえず犯行を決心した」と供述をしているということで警視庁は高野容疑者が一方的な恨みを募らせて、犯行に及んだ可能性もあるとみて、供述の裏付けや詳しい経緯を調べています。

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