貨物船のロシア人船長を逮捕 英国沖で貨物船とタンカー衝突

グリムズビー、イギリス、3月13日 (AP) ― イギリス東部リンカンシャー州グリムズビー沖の北海で3月10日、ポルトガル船籍の貨物船が米軍向けのジェット燃料を積んだタンカーと衝突し、両船で火災が発生、燃料が漏れ出した。 タンカーと衝突した貨物船のロシア国籍の船長は11日、重過失致死の疑いで逮捕された。 船長は英国警察に拘留されており、船主は12日、59歳の船長がロシア人とフィリピン人の混成乗組員を率いていたことを確認した。 ギリシャから到着した米国船籍の石油タンカー「ステナ・イマキュレート」は10日朝、グリムズビー港沖に投錨していたが、そこにスコットランドのグランジマウスから、オランダのロッテルダムに向かう貨物船「ソロン」が、タンカーの側面に衝突した。 両船の乗組員は、タンカーの23人を含む36人が無事で、貨物船の乗組員1人が、この衝突で死亡したと推定されている。 衝突現場海域には救命艇や沿岸警備隊の航空機、民間船舶などが加わり、大々的な消火活動が行われた。 英国当局によれば、衝突に犯罪的な行為は疑われていない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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