偽造した「渋沢栄一」一万円札使用容疑で全国初逮捕 東京の27歳男、自宅からも押収

新一万円札の偽造紙幣を使用したとして、警視庁捜査2課は、偽造通貨行使の疑いで東京都台東区の職業不詳、斎藤瑞樹容疑者(27)を逮捕した。同課によると、昨年7月の発行後、偽造した新紙幣を使用した事件の摘発は全国初。 逮捕容疑は2月10日、新宿区内のコンビニエンスストアで、商品購入代金の支払いに偽の一万円札を使ったとしている。「私がやった」と容疑を認めている。 同課によると、斎藤容疑者の退店後、店員らが不審に感じ110番通報した。偽造紙幣は透かしやホログラムの光沢がなく、本物に比べてやや赤みがかっていたという。 同課は3月11日、斎藤容疑者の自宅を捜索。偽造とみられる新一万円札と新五千円札計50枚以上と、偽造に使ったとみられる家庭用プリンターなどを押収した。2月以降、都内で偽造した新紙幣が使われる事案が複数確認されており、同課が関連を調べている。

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