偽の新1万円札使ったか、男逮捕 全国初摘発 偽造の経緯も捜査

偽の新1万円札を使ったとして、警視庁は職業不詳の斎藤瑞樹容疑者(27)=東京都台東区=を偽造通貨行使容疑で逮捕し、13日に発表した。容疑を認めているという。昨年7月の発行以降、新紙幣の偽札を使った事件の摘発は全国初。 捜査2課によると、逮捕容疑は2月10日、東京都新宿区のコンビニでコーヒーとたばこの購入代(計690円)として、偽の1万円札を使ったというもの。直後に店員が気づき、別の店員が110番通報。偽札は「すかし」がなかったり、3Dホログラムが光らなかったりしたという。 警視庁は、斎藤容疑者の自宅から家庭用プリンターのほか、偽造とみられる新1万円札と新5千円札50枚以上を押収。都内のコンビニやタクシーでは2月以降、偽の新1万円札や新5千円札が使われたケースが複数確認されているといい、警視庁は偽造された経緯を調べる。(三井新、福冨旅史)

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