「握手だけして」と近づいた男が突然、刃物で襲いかかった。官公庁が集まる東京・霞が関で14日、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が負傷した事件。演説に多数の聴衆が集まる中、周辺は騒然となった。 現場にいた党関係者の女性によると、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男は立花氏との写真撮影を希望する人の列に割り込むようにして入った。「握手だけでいい」と話したため、次の待機者に対応しようと女性が目を離した隙に襲撃された。 周辺にいた人がすぐに男を確保。耳付近から出血した立花氏はそのまま演説を続け、その後、治療のため現場を離れた。