スーパーで食料品を盗もうとして制止した警備員に暴行を加えたとして、兵庫県警尼崎東署は14日、事後強盗の疑いで、住所不詳の無職の男(88)を現行犯逮捕した。男は自分の住所を覚えておらず、調べに「おなかがすいたので盗んだ。そのことで問い詰められたので手が出てしまった」と説明しているという。 逮捕容疑は14日午後7時15分ごろ、JR尼崎駅内のスーパーで、弁当と卵、マスクの3点(計約1400円相当)を持ち出し、声をかけた警備員の女性(67)の胸ぐらをつかむなどの暴行をした疑い。 同署によると、男は身分証を持っておらず、氏名や生年月日は答えたが、住所などは覚えていなかった。所持金もわずかだったという。