弁当を買ってもいないのに「食中毒みたいになった」とウソをつき、店側から商品券や現金をだまし取った疑いで17日、福岡市の無職の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡市東区の無職、安河内英樹容疑者(45)です。 直方警察署によりますと安河内容疑者は1月16日、弁当を購入していないのに福岡県宮若市の店舗に電話をかけ「からあげ弁当を購入させてもらったんですけど」「3人が食中毒みたいになってしまって」「お見舞金をもらうということで示談しませんか」などとウソを言い、福岡市東区の当時の容疑者宅で店の関係者から商品券5万円分と現金2000円をだまし取った疑いです。 安河内容疑者は店側に電話で「自分と妻と子供が食中毒になった」などと話していましたが、店側が容疑者宅を訪れた際に家族がいる気配がなかったため、不審に思ってレシートや防犯カメラの映像などを確認したところ、容疑者は弁当を購入していなかったことが分かったということです。 調べに対し安河内容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。 同様の手口の被害が7~8件発生しているということで、警察は余罪がないかどうかも調べることにしています。