職務質問から逃れるため救急車を利用したとして、柏署は13日、偽計業務妨害の疑いで住所不詳、指定暴力団住吉会系組員の男(59)を逮捕した。 逮捕容疑は他の人物と共謀し、2月12日午前0時35分ごろ、警察官の職務質問から逃れるため、他の人物に虚偽の119番通報をしてもらい、救急隊に柏市内の病院まで自身を搬送させた疑い。 同署によると、容疑を否認し「当時、体調が悪かったのは事実で逃げるつもりはなかった」と供述している。 自動車警ら隊が走行中の不審車両を見つけ、職務質問。その途中に「呼吸が苦しそう。意識はあるが話せない」との119番通報を受けた救急隊が駆け付け、容疑者を病院に搬送した。警察官も同行したが、容疑者は診察を受けずに立ち去ったという。