売春行為で得た金と知りながら、福岡市・中洲の風俗店から「集客広告料」を受け取ったとして広告代理店の会社役員が17日、書類送検されました。 組織犯罪処罰法の疑いで書類送検されたのは福岡市博多区の広告代理店「ウィンノット」の代表取締役の52歳の男です。 警察によりますと男は2023年12月、売春行為で得た金と知りながら、福岡市・中洲の風俗店から集客広告料として62万7000円を受け取った疑いです。 警察の調べに対し、「金を受け取ったことは間違いない」などと話し容疑を認めているということです。 「ウィンノット」を巡っては福岡市・中洲の風俗店が女性従業員に売春をさせていることを知りながら、2023年4月以降、風俗求人情報サイトに店の広告を掲載したとして、職業安定法違反の疑いで社員4人が逮捕されていました。 「ウィンノット」は風俗求人情報サイトを運営する会社のグループ会社で、九州・沖縄エリアの広告を担当していました。 ことし1月時点で、あわせて882の風俗店と契約していて、2023年度の売り上げは47億円を超えていたということです。